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【会長挨拶】
静岡県学校保健会
会 長 齋 藤 昌 一
新型コロナ感染症は発生数こそ少なくなったものの、根絶することなく市中にはびこり、一方、マイコプラズマやノロウイルスさらには百日咳の流行など新たな感染症の発現に現場は翻弄される日々が続いています。さて、本会は前身の静岡県学校衛生会が昭和27年(1952年)静岡県学校保健会と改称し、岡野徳右衛門教育長を初代会長として本会が新たなステージに入ってから、73年目を迎えました。その時代時代で、子供たちが直面する課題は変化し、県学校保健会としても子供たちの健やかな成長を願い、多くの先輩方の熱心な取り組みにより、事業の継続を行ってまいりました。
近年は、子供を取り巻く生活環境や社会環境が急激に変化している中、いじめ、虐待、不登校、薬物乱用、性に関する課題、肥満及び「やせ」などの生活習慣病、さらにはアレルギー疾患など、心身両面に関わる様々な問題が顕在化しています。本会は、学校保健に関わる全ての方々の資質向上を目指した学校保健研究大会、各学校の優秀な実践を広げていくための保健委員活動発表会や学校保健新聞コンクール、学校保健に関する優れた取組をしている学校を賞揚する健康推進学校表彰、これまでの学校保健への功績を称える学校保健功労者表彰など、さまざまな事業をとおして、最終的には子供たちの健康保持増進に繋がるように活動しています。
今後とも、学校と家庭、地域をつなぐ役割を担い、皆様の御力添えを得ながら子供の心身の健康を育む取組を行っていきたいと考えております。皆様の一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
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